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公開日: 2026年8月15日
執筆: Rezabo編集部

多国籍、多言語、そして急激な変化。東南アジア最前線のリアル

タイ・バンコクの中心地、スクンビット。ここは世界中から観光客や駐在員が集まる、極めて流動的でエネルギッシュなエリアです。

この地でしゃぶしゃぶ屋を営むということは、多様な文化や習慣が交錯する中で、極めて複雑なオペレーションを求められることを意味します。

お客様は日本人だけではありません。タイ人、欧米人、そして中国や韓国からの旅行者。

スタッフもまた、タイ語を話す現地の人々です。

このような環境において、日本で開発された「親切で頑健な」予約システムをそのまま持ち込んでも、現場では全く使い物になりませんでした。

まず、言語の壁です。

設定画面や顧客情報の入力フォーラムが日本語か英語にしか対応していなければ、タイ人スタッフは即座に操作を諦めます。

さらに、タイの電話番号フォーマットへの対応や、現地独自の祝日やイベントに合わせた柔軟なテーブル配置など、ローカルに根ざした微細な調整が、日本のパッケージ製品では「仕様外」として切り捨てられるのです。

現地に寄り添うシステムを、2日で仕立て上げる

既製のシステムに私たちの現場を合わせるのではない。私たちの店が構えるバンコク・スクンビットのリアルに、システムを合わせるべきだ。

そう考えた私は、Antigravityを使って予約システムを自作することにしました。

AIに伝えた条件は、タイの現場に最適化されたローカライズでした。

  • タイ語と英語、そして日本語をワンタップで切り替えられるインターフェース
  • タイの国番号(+66)に対応した電話番号の入力フォームと、重複顧客の自動照合
  • バンコク特有のドタキャン率の高さに対抗するための、変更履歴および警告システム

プログラミング知識ゼロの私でしたが、AIと対話を重ねることで、これらの要求はわずか2日の間に完璧なカタチとなって画面に現れました。

ローカルで生き残るための、機動力という武器

海外で飲食店を経営する上で、システムの変更に数週間も待たされるのは致命的です。

「来週から新しいプロモーションを始めるから、予約システムに専用のステータスを追加したい」

そう思い立ったとき、AntigravityであればAIに「この機能を追加して」と話しかけるだけ。10分後には現場で運用が始まります。

日本の本社が開発したパッケージに縛られ、現地の変化スピードに追従できない競合店を尻目に、私たちは日々システムを進化させています。

スクンビットという激戦区で生き残るために必要なのは、高価なシステムではなく、自店の現場に合わせて柔軟に形を変えられる「自作の武器」なのです。

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