バンコクでしゃぶしゃぶ屋を経営する店長として、予約管理のストレスは日常の大きな負担だった。紙のノートとLINEを併用していた頃は、字が読めない、転記漏れ、ダブルブッキングといった問題が頻発し、スタッフからの問い合わせにも即答できない状況が続いていた。
そこで既存の予約管理サービスを導入してみた。ToretaやInlineといったツールは月額5,000円から30,000円程度で提供されており、一見便利そうに見えた。しかし、実際に使ってみて強い違和感を覚えた。どのサービスもタブレットやパソコン向けに最適化されており、スマホの画面ではまともに操作できないのだ。レジ横にタブレットを置いて使う前提で作られているため、移動中にスマホで予約を確認したり変更したりすることができない。
複数店舗を管理する立場になると、この制限が致命的だった。タクシーの中で次の店舗に向かう途中や、他店舗への移動中に、予約の状況をサッと確認したい場面は日常的に発生する。にもかかわらず、既存ツールはスマホ対応が不十分で、画面が崩れたり操作が制限されたりする。現場のレジ業務しか想定していないツールに月額数万円を払い続けることに、強い怒りを感じた。
この業界では今でもスマホ対応が後回しにされているのかと疑問を抱かざるを得なかった。海外店舗向けの日本語対応やタイの店舗事情に合わせたカスタマイズも限定的で、「その機能はプランに含まれていません」と突き放されるケースが多かった。小規模店舗にとっては、費用対効果が極めて悪い。
そこでAntigravityに「スマホでも使える予約管理システムを作って」と指示したところ、実際に動作するシステムが完成した。時間とテーブルの一覧が一覧で確認でき、予約の登録や変更、削除がスマホ上でスムーズに行える。移動中のタクシー内や他店舗への移動中に、手元のスマホから予約を自在に確認・変更・制御できる状態になった。
このモバイルの自由は、店舗運営の機動力を根本的に変えた。以前はタブレットに戻らなければ確認できなかった情報が、いつでもどこでも即座に扱えるようになった。スタッフへの指示もリアルタイムで可能になり、予約のダブルブッキングを防ぐための確認作業も移動中に完了できる。結果として、現場の判断速度が上がり、機会損失や顧客対応の遅れが大幅に減った。
既存の予約ツールがスマホ対応を怠る限り、こうした機動力は得られない。自分の業務に最適化されたシステムを、言葉で指示するだけで手に入れられる時代が到来している。